実際に揃えた「ライブ配信に必要な5つの機材」オーディオインターフェース、マイク他

ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力プレイヤー向け
ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力

どうも、ヤスイです。

今日はライブ配信の機材について書こうと思います。ライブ配信、新型コロナウイルスの影響もあって急激に注目集めてますね。

しかしまあ、新型コロナウイルスの影響がすごい。最初、我々バンドシーン(というよりライブハウス)が槍玉に挙げられてなんなんだと思いましたが、今やもう業界問わず、世界的な問題になっていますね。

東京オリンピック2020も延期が決まりましたし、大変な状況になってきました。

性懲りもなく2nd mini albumのリリースツアーを回っていた我々ですが、ファイナルの延期を決めました。
詳しくはこちらをご覧ください。

これがバンドの思いなので、僕がとやかく追記することはないんですが、個人的には新型コロナによる自粛ムードはチャンスと考えています。不謹慎かもしれませんが、どんな形であれ世の中が変わる時にはチャンスがある。辛い時期、真っ先にエンタメ、娯楽が縮小するけれど、人間が生きる限りエンタメと娯楽は絶対になくならない。
僕らみたいな新人からすると、このチャンスにどうやってのし上がってやろうかなと。どっちにしてもそれくらい強かじゃないとやってけない。

ということでライブ配信です。今、バンドマンがやるべきことは。ライブできないって嘆いているんじゃなくて、どうやったら自分の音楽を届けることができるか、メンバー全員で頭フル回転させて見つけないといけない。それでファンをつけて、また安心安全に気持ちよくライブできる時にライブハウスを満員にしてやればいい。

まあ一般的なバンドのライブ配信にこんな機材は必要ない。イメージ素材です。

まあ一般的なバンドのライブ配信にこんな機材は必要ない。イメージ素材です。

Hecatoncheir sistersも、このタイミングだから何ができるかいろいろ考えて、その一つにライブ配信にチャレンジすることにしました。バンドとしてはもちろん、ボーカルのスマイは17ライブ、僕はポコチャ、ベースのドウチは楽天ライブとそれぞれいろいろ試しています。

ということで、バンドマンがライブ配信をする時、何が必要か、機材を調べてみました。普通のライブ配信ってみんなスマホとスマホスタンドだけでやってる人が大半ですし、そうでない人もマイク使ってる程度。
でもバンド演奏の音をスマホで録ったら割れまくりですし、1本のマイク全部の楽器をバランスよく録るのもなかなか難しい。となると、いろんな人がライブ配信向けって言って紹介してるものとは必要な機材も少し違います。

ということで、Hecatoncheir sistersがバンドとして、または僕個人が機材として実際に使っている、欲しいと思った機材を紹介します。

ライブ配信で実際に使っている機材とセッティング

相変わらず僕の記事は前置きが長い。何も考えずにつらつら書いてるからでしょうね。ただまあ聞いてください。新型コロナの影響もあってHecatoncheir sistersとしてライブ活動が難しくなって、じゃあライブ配信しようとしたんですが、どうやればいいのか全然わからない。
自分と同じことをやりたいと考えてる人は少なくないと思うんですが、誰もそれを記事にして教えてくれていない。ということで、まずバンドじゃなくて僕がやってることを紹介します。

【やりたいこと】
ギターの演奏・練習風景+トーク配信。
例えば、ガレージバンドでドラムパターンを作ってそれを流しながらギターセッションしたり。作曲とか、リズム練習とかも配信したい。あとタバコ休憩で席外す時にHecatoncheir sistersの音源流しといたり。かつ、ライブ配信の度接続を変えるのは面倒などで普段使いもできるようにしたい。

で、いろいろ調べた結果、みんなギターとマイクをオーディオインターフェースに直でつないで、スマホに出力しているみたい。でもそうじゃなくて、僕はギターの音とかBGMをPC通して出したい。

で、PCにイン・アウトする端子とスマホにイン・アウトする端子は大体同じ。多いのはUSBのtype-B。つまり、まずPCにイン・アウトして、それとマイクとかの音を合わせてスマホにアウトできるオーディオインターフェースがない。あるのかもしれないけれど、そういう使い方を紹介してくれている人は見つからなかった。
ギターの音をPC経由せずにすると音色変えるのが非常に面倒。ガレージバンドとかCubaseで作った音を配信にも出したい。で、実際に作曲したり、いろんなドラムパターン作ってギター重ねてセッションしたりすると、やっぱり一度PCに取り込んで、その上でスマホに出す必要がある。
ちなみにPCのイヤフォン端子をスマホとつないでもスマホはそれを入力とは認識してくれない。オーディオインターフェース側でも同様。やっぱりイヤフォン端子とか、スピーカーアウトからスマホにつないでも認識してくれない。

ということで僕はオーディオインターフェースを2個無理やりつないでます。使っているオーディオインターフェースは「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX

ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力

ライブ配信の配線図:オーディオを2台使って、一度PCを通した音をスマートフォンのライブ配信に出力

ざっくり配線図を書くとこんな感じ。

まず「Roland DUO-CUPTURE EX」にギターをイン。PC出入力用の端子からiMacに接続。iMacから帰ってくる音をスピーカー端子から「YAMAHA AG06」にイン。「YAMAHA AG06」にマイクもインイン。「YAMAHA AG06」からiPhone、スピーカー、ヘッドフォンにアウト。
こうすることで、スマホでライブ配信した時にユーザーが聴く音は、iMacから出力された音とマイク。で、iMacから出力される音にはギターの音も入ってる。これでガレージバンドを使いながらギターの弾いてみた的な動画はもちろん、その場で作ったドラムとのセッション、弾いた音を再生したり、トーク中はBGM流したりできると。

ライブ配信用の配線:オーディオインターフェースを2つ繋いでかなり煩雑に

ライブ配信用の配線:オーディオインターフェースを2つ繋いでかなり煩雑に。使用しているオーディオインターフェースは「YAMAHA AG06」と「Roland DUO-CUPTURE EX」

ちなみに実際に繋いでる感じはこんな感じ。大したことしてるつもりはないんですが、ライブ配信のために結構複雑になりました。

これ一台でできるオーディオインターフェースあれば絶対買うんですけどね。気のせいかもしれないですが、安物のオーディオインターフェースを2つもつないでるから若干音質が落ちた気も。まあ多分気のせいでしょう。

このセッティング、よかったら参考にしてください。
ようやく本題、バンド演奏のライブ配信に必要な機材です。

バンド演奏のライブ配信に必要な機材

ようやく本題。多分前置きが無駄に長くなってしまう理由は高校大学時代に西尾維新作品を読みまくってたからだと思うんです。西尾維新作品、全部前置きみたいなものですから。

Hecatoncheir sistersもまだライブ配信についてはテスト段階で、いろんなつなぎ方とか機材を試すと思います。現時点で「これがバンド演奏のライブ配信に最適な機材・セッティング」っていうのが見つかっているわけではありません。その点だけご了承ください。

またもう一点。ここでいうライブ配信は、17ライブとか、楽天ライブとか、そういうやつです。3Dカメラとか複数のカメラワークを使ってプロのアーティストがやるライブ配信とはまた別。そういうのは特別な機材とか専門家が必要なんですぐにはできないです。

ということで、まずはオーディオインターフェースから。

オーディオインターフェース

まずはオーディオインターフェース。ライブ配信アプリのほとんどはスマホで配信します。PCでできるやつもあるけれど、SHOWROOM、17ライブ、ポコチャ、楽天ライブ、その他もろもろ。スマホ配信を基本い作られています。
なので、スマホに音を飛ばしやすいオーディオインターフェースが必要なんですが、オススメは2つ。

YAMAHA AG06

僕も持っている「YAMAHA AG06」。噂では17ライブで推奨されている機材だとか。まあ僕がやりたいことをやるにはもう一つオーディオインターフェースが必要でしたが、普通にバンド配信なら十分です。
スタジオ、ライブにあるミキサーから音飛ばしてもらってキャノン端子でチャンネル1か2にイン。全体のバランス聴くためにノイズキャンセリングのついた有線ヘッドフォンがあればベスト。
つまり音作りはスタジオにあるミキサーとか、ライブハウスのPAさんにお願いして、YAMAHA AG06では音量のコントロールのみ。出力によってはPADスイッチをオンにして調整すれば、いわゆるライン録音の音質でライブ配信ができる。
YAMAHA AG06のインは全部で6種類あって、コンデンサーマイク入力も可能なチャンネル1、ギター、ダイナミックマイク用のチャンネル2、キーボード用にLRが分かれているけど別々に使うこともできるチャンネル3、4、それからCDとかの外部入力に使えるLRに分かれたチャンネル5、6。

もちろんLRに分かれてしまうけれど、例えばチャンネル1にボーカル、2にドラム全体、3、4をギター、ベース、5、6にMC用マイク、という使い方もできなくはない。
ただまあこの数ならミキサーから一発で飛ばした方がやりやすいと思います。

ちなみに僕がYAMAHA AG06を選んだ理由は、ライブ配信向けの機能がついていることが一つと、Cubase AIがついてくるから。ライブ配信向けの機能については後で紹介します。
本気でミキシングとか作曲活動するならともかく、バンド用にでも作るとかであればCubase AIで十分。まあガレージバンドでも十分なんですけどね。

Roland ローランド/GO:MIXER PRO

続いて、Rolandの「GO:MIXER PRO
これはまさしく配信用に作られたオーディオインターフェースで、スマホ立てがついてる。公式サイトにいくと一発目に「高音質動画でビュー数・フォロワー数アップ!」と、配信向けに作られてることがわかります。
正直、YAMAHA AG06とだいたい似たようなオーディオインターフェースなんですが、最大の違いは電池駆動する点。YAMAHA AG06は5VアダプターかPCからの供給なので、配信用にスマホにつないだ場合はアダプターによる電源供給が必須。一方GO:MIXER PROは単4電池4本で動きます。
ただ電源供給がミニUSBと電池なんですよね。となると、スマホで配信する時は電池駆動しかしないんでしょうか。それともスマホから電力供給できるんでしょうか。もしスマホから電力供給されるなら長時間のライブ配信には不便な気もしますね。ライブ配信はただでさえバッテリー消費大きいので。

入出力については9in2outとYAMAHA AG06よりも多いですね。
入力がコンデンサーマイク用のものと、ダイナミック用のものが1つづつ。ライン入力が2つ。ギター、ベース用に1つ、キーボードなど用にLRに2つ。で、入出力を兼ねたミニUSB。
あれ、入力8チャンネルじゃね?

まあそれはいいとして、出力はミニUSBの他に1つ。ヘッドフォンつけたらスピーカーには出せない。
まあライブ配信であれば十分と思いますが、家でも使うこと考えると結構不便ですね。完全に外出で配信するための仕様です。

ということで、いろいろ調べた結果、オーディオインターフェースはこのどちらか。個人的な感想としては、バンドとしてライブ配信に加え、家での利用も考えるならYAMAHA AG06に軍配が上がります。というか、出先で配信することがないなら家でのライブ配信だけで考えてもYAMAHA AG06の方がいいです。
これはもう電池駆動、アダプター駆動のどこにメリットを感じるかという話。電池駆動はどこでも配信できるメリットがあるけれど、電池交換が必要。アダプター駆動はコンセントかモバイルバッテリーがあれば動く。バンドがライブ配信する時、だいたいコンセントがあるでしょうから、YAMAHA AG06の方がいいと思います。
GO:MIXER PROもめちゃくちゃ便利ですけど、路上配信とかしないなら電池駆動のメリットはないし、スマホが立てられるというのも、バンドなら多分斜め上から全体が撮れる画角が欲しいでしょうから使わない。

ということで次、配線類です。

配線類|Lightning変換やキャノン端子

配線類|Lightning変換やキャノン端子

まずどんなオーディオインターフェース使おうと、スマホで配信するならスマホに対応した変換端子が必要です。Androidなら直挿しできるものもあるでしょうが、iPhoneのLightningとかiPadのUSB Type-Cの場合、だいたい変換端子が必要。あと長時間やるなら、オーディオインターフェースから音を飛ばしながら充電する仕組みも欲しい。

ということでiPhoneユーザーにオススメなのが「Lightning -USBカメラアダプタ」です。いろんなやつがありますが、USBとLightningの2つつなげられるやつがいいと思います。

あとLightningからイヤフォン端子に変換するケーブルもあった方がいいと思います。これあると、休憩中に他メンバーのスマホから自分たちの音源流しといたりといったことができるので。

次にキャノンケーブル。大体のスタジオには常備されていると思うんですけど、短いのしかなかったりという場合もあると思うんで、持っておくに越したことはないと思います。
そんなに高いものではないので、2本持っておくといいと思います。スタジオのミキサーからLRで2チャンネル出してオーディオインターフェースも2チャンネルで受けてあげた方が、細かく音のバランス整えれると思うので。

できれば欲しいノイズキャンセリングヘッドフォン

できれば欲しいノイズキャンセリングヘッドフォン

ライブ配信の課題って、ユーザーが聴いてる音を自分たちでちゃんと聴けないというところ。特にミキサーから飛ばす場合、実際に自分たちが演奏して聴いてる感じと、ユーザーに届いてる音のバランスは全く違うわけです。なので、ノイズキャンセリングヘッドフォンをオーディオインターフェースにつないで、どんなバランスで聴こえてるか確認した方がいいです。
メンバーの誰かが外に出て実際のライブ配信を聴いてもいいんですが、一人抜けてる上に、バランス整える前の状態を配信するのは避けたいところ。

スマホスタンド

かなり重要なのがスマホスタンド。そこら辺に置いとくとか、安物のスタンド使うのは避けた方がいいです。ドラムのキックでめちゃくちゃ揺れるので。
オススメはHecatoncheir sistersでも使ってる「AKEIE タブレット スタンド」。まず土台がバネで挟むやつじゃなくて、グリグリネジで締めるタイプ(クランプ式というらしい)なので、一度つけたら簡単には動かない。かつ可動域がかなり硬いので、ドラムでのキック踏んでもそうそう動かない。
安物は注意した方がいい。土台がぐらぐらするし、スマホの重さにも耐えれないほど柔らかいものもあります。あと、一見強そうなバネ関節タイプも安物はドラムの振動に弱かったりします。
スマホ用三脚とかが一番安定すると思いますが、望んだ通りの画角にするのが難しかったりします。

とりあえず「AKEIE タブレット スタンド」使えば間違いありません。何の保証もしませんが。

ライブ配信でも生音を聴かせたいならマイク

配信でもバンド全体の生音を聴かせたいならマイク

ミキサーから飛ばした音ってなんかしょぼかったりしますよね。まあ、あれもプロの専門職がいる領域ですから、素人がいい感じにしようと思ってもなかなかうまくいきません。
そこで、オススメの方法がミキサーから飛ばした音で基本をつつりつつ、バンド全体の生音を別マイクで録って、臨場感をプラスする方法。

つまりオーディオインターフェースの1チャンネルにミキサーの音を入れて、チャンネル2で全体の音を入れる。うまくバランスを取ればボーカルとか聴こえて欲しいところはしっかり聴こえつつ、ライブ見たいな雑味というか、臨場感を出すことができます。

で、この場合は細かなニュアンスが伝わるコンデンサーマイクよりも、全体の迫力がざっくり取れるダイナミックマイクの方が適していると思います。まあ個人的な感想でしかありませんが。

個人的には「SHURE MV88」は使ってみたい(これはコンデンサーマイクですが)。ただスマホに直挿しなので、これまで説明してきたライブ配信の環境で使おうと思うと、Lightningのメスからステレオプラグに変換するケーブルが必要。そんなの存在するんですか。知ってたら教えてください。

あと間違いないのはSHUREのダイナミックマイク「SM57-LCE」ですね。ライブ、レコーディングでよく使われるやつなので、バンド演奏を録るのに適してないということはないでしょう
あとは全指向性でバンド演奏を録るのに適しているICレコーダーですね。最近のバンドマンはあんまり持ってないでしょうけど、スマホが普及する前はみんなICレコーダーで録ってたんですよ。これはZOOMのハンディレコーダーとか、信頼できるやつがいっぱいあるので探してみてください。

ライブ配信で音楽業界変わってきたよね

はい、今日はバンドがライブ配信するための方法をいろいろ考えてみました。自分自身やってることもあれば、試したいとおもってるだけのこともあるので、情報品質は保証しません。

ただまあ、この新型コロナの影響、というわけでもないですが、ライブ配信の登場で音楽業界というか、エンタメがだいぶ変わってきた気がしますね。ちょっと可愛い女の子がスマホに向かって「〇〇さんありがと〜♡♡」って手を振ってるだけで数百万円稼いでたりします(すみません、それだけじゃなく多大な努力があっての成果だということはわかっています)。ただまあ、いわゆる「プロフェッショナル」の定義が変わってきたことは、僕だけじゃなく多くのアーティストが感じていることだと思います。
まだプロの参入は一部ですが、ちょくちょくライブ配信でファンつけてデビューする人も出てくるんじゃないでしょうか。もう出てるのかもしれませんけど。

個人的にはライブ配信って何が面白いんだろうなー(ちゃんと編集されたMVとか、メイキングとかインタビューとか、いいコンテンツがYouTubeにはいっぱいあるのに…)という感じですが、まあこれも時代の変化、新しい価値観です。エンターテイナーとして対応していく必要性を感じています。

ということで、バンドマンはこれみてもライブ配信しないでくださいね。やってることが面白いうちは華ですが、やってて当たり前になったら意味がないので。
これみたリスナーさん。僕個人やHecatoncheir sistersがライブ配信する際は是非みてください。

それではまた。そろそろKing Gnuの記事、パート2が書きたい。