ライブハウス・スタジオ定番のベースアンプ5つに慣れる

ライブハウス・スタジオ定番のベースアンプ5つに慣れるプレイヤー向け

あいあい、ドウチです。
突然ですが、ベースの音作りってあいあいあい(難しい)。

ベース本体の音だけでなく、アンプ、イコライザー、エフェクター、シールド、その場の環境と考え出したらキリがありません。まあそれはギターでもドラムでも同じだとは思いますが、ギターほどわかりやすく歪ましたりするわけじゃないので、余計に難しい。
ところで、ギターのイコライザはパラメトリック・イコライザー(ベース、ミドル、トレブルとかに分かれてるタイプ)が多いのに、ベースのイコライザはグラフィック・イコライザー(周波数単位で細かく分かれていてややこしそうなタイプ)が多いです。なんでなんでしょうね。機会があれば調べてみます。

ともあれ、どんな環境でも自分の音に近付けて出すことがやはりプロだと思います。

自分もバンドでいろんなライブハウスに出させてもらっていますが、置いてある機材はライブハウスによって全然違います。
ヘッドアンプやキャビネットを持たず、足元で音を作るタイプの自分にとって、ハコライブハウスあるベースアンプの種類は死活問題。みたことがないアンプにあたふたすることも少なくありません。
とはいえ、ライブハウスやスタジオにおいてあるベースアンプには代表的なものがいくつかあって、それらにきちんと対応できれば困ることはそう多くありません。自分もまだまだ修行の身ですが、”自分の音を安定して出す”ため、自分が出てきたライブハウスやスタジオでよく見るベースのヘッドアンプについてご紹介していこうと思います。

ここで紹介するベースアンプは、自分がライブハウスやスタジオに行ってよく見かけるもの。初めていくライブハウスでみたことないベースアンプを使わされてたとしても、それはライブハウス側がちゃんとしてほしい。

HARTKE (ハートキー) HA3500 ベースアンプヘッド

■特徴
・真空管タイプとトランジスタタイプのサウンドをブレンドできる2種類のプリアンプコントロール
■コントロール
・PRE AMP A/B(真空管タイプAとトランジスタタイプBのサウンドをブレンド)
・COMPRESSION
・LOW PASS
・HIGH PASS
・VOLUME
■スイッチ
・EQ ON/OFF

よく見る度定番のヘッドかと思います。スタジオ246をよく利用しているのですが、そこにも置いてありました。
よくも悪くも素直な音が出るヘッドだと思います。自分は少しこのヘッドは苦手なのですが、、(気を抜くと派手音になりがち)

特徴である、真空管タイプAを上げると、ワイドレンジで真空管特有の温かい感じになり、トランジスタタイプBを上げると、しまった感じになる印象があります。

自分のいつものセッティングとしては、
・真空管タイプA → 12時
・トランジスタタイプB →10時
・COMPRESSIONとEQは音痩せする感じがするので基本オフ
・LOW PASS → 12時
・HIGH PASS →10時
→元々HIGHが強い印象があるので10時あたりにして少し下げてます。

という感じで可もなく不可もなくセッティングしております笑

AMPEG (アンペグ) / SVT-3PRO ベース用アンプヘッド

■特徴
・ミュート ファンクション
・ウルトラLOW&HIGHスイッチ
■イコライザー:3バンド・パラメトリックEQ+9バンド・グラフィックEQ
■ゲイン&マスター2系統ボリュームコントロール

これも度定番ですね。値段的には10万を超えてくるので、わりと良いヘッドアンプ。スタジオ246でちょくちょく見かけます。
自分が大学生で軽音部に所属していたとき部室にこのヘッドアンプが置いてあったので一番馴染みがあります。しっくりくるものもあるのか、好きなヘッドアンプです。

特徴である真ん中メモリ「ファンクション」1〜5のメモリは中音域の波形をどのあたりにもってくるかのメモリになります。
(例:メモリ1→ローより、メモリ2→ミドルローより、メモリ3→ど真ん中のミドル)

自分のセッティングとしては、低音が抜ける音が好みなので、3バンドイコライザー(ロー、ミドル、トレブル)で調整したあと、「ファンクション」メモリ2→ミドルローよりにしたりしています。

あくまで僕の感覚ですが、このAMPEG(アンペグ) / SVT-3PRO は、プレイヤーの音を加工するわけではなく、やさしく包んでくれる母性みたいなのを感じます。あいあい

MARKBASS (マークベース) / Big Bang

■コントロール:GAIN、MASTER、4-band EQ、VPF & VLE
■Headphone Out & Level Control
■GND LIFT / Tuner Out / Effect Loop

わいのバンド「Hecatoncheir sisters」がよくお世話になっているスタジオベースオントップにて置いてあるMARKBASSのヘッドアンプです。

特徴は「VPF & VLE」
恥ずかしながら初めて見た時「これ何のメモリやろね〜」と思っておりましたが、意味としては以下の通りです。

■VLE(Vintage Loudspeaker Emulatorの略)
>高域をなだらかにカットするフィルターで、強く効かせるほどにより広い高域がカットされ、ローファイなサウンド作りが可能。
■VPF(Variable Preshape Filterの略)
>低域と高域をブーストするコントロールで、ロック指向のサウンドや、スラップ操法にも効果的な音作りが可能。

スラップを多用している曲のあるので、そんな時はVPFを少し効かせたりしてます

GALLIEN-KRUEGER ( ギャリエンクルーガー ) / MB-200

■4バンドアクティブイコライザー搭載
■寸法:19.6Wx6.3Hx20.3D(cm)
■重量:約0.9kg

お世話になっているライブハウスでこのGALLIEN-KRUEGERが置いてあり、小さくでわかりやすいのでなんか好きなヘッドアンプ笑
こんなに小さいですが、真空管が入ってるそうです。

弾いたときに芯として残るミドルの音の感じがあります。ローがいい感じによく出る印象があるのでライブでは、イコライザーを基本的にフラットにしておいて、ベースだけ絞っていきミドルを支えつつ、ローもしっかり出す感じで作っております。

Ampeg / SVT-350

■3バンドEQ
■9バンドグラフィックEQ
■寸法・重量:610W×280H×331Dmm、約24kg

今まで使ってきたヘッドアンプの中でサイズ的には一番大きなアンプかもしれません。このヘッドアンプもお世話になっているライブハウスに置いてあります。

最初、音量にビビりましたが、見た目通り、パワフルで暴れん坊な印象があります。ロックっていう感じです笑
それ故に、このアンプを使うときは自然と男としてのパワーが込み上げてくる感覚があります。

最後に、、、

今回5つベースのヘッドアンプをご紹介してきましたが、この記事を書いた経緯として、正直なところ自分の音作りに対する知識を上げるために書いたという目的もあります。
まだまだ山ほど覚えることがあると思いますが、ベーシストとして、そして自分のバンド「Hecatoncheir sisters」のため、少しでも上にいけたらなと思っております。
あーいあいあいあい。

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