売れてないアーティストは絶対に読んでほしい「高橋 優自伝」

売れてないアーティストは絶対に読んでほしい「高橋 優自伝」リスナー向け

こんにちは。HORNnet編集部です。

突然ですが、皆さん本は読みますか?
わたしは読書がだいすきで、主に小説や漫画を読んでいます。すごく面白かった作品はある一定期間が経つとまた読みたくなる病気にかかっています。おかげでよっぽど面白くない本以外処分することができません。最近では買わないようにしているくらいです。

そんなわたしが一定期間が経ってまた読んだこの本を紹介したいと思います。

↓高橋 優自伝 Mr.Complex Man↓

まだ読んでいない人は読んでほしい。特に売れていないアーティストへ。

本題は高橋優が自伝の中で語っている音楽や活動についての考え方なんですが、まずは高橋優ってどんな人なの?というあなたへ少しご説明を。

高橋優-路上からホールツアーへ

今日思ったことを今日歌う、リアルタイムシンガーソングライター。

1983年12月26日生まれ、秋田県出身。札幌の大学進学と同時に路上で弾き語りを始める。大学卒業後、映画館でマネージャーのアルバイトを2年間経験。そのまま就職しないかと打診されたこともあったが、2007年、札幌のライブハウスで現在のチーフマネージャであるアミューズの山口雄一氏にスカウトされ、2008年に活動拠点を東京に移す。芸能事務所アミューズに所属し、2010年7月21日にワーナーミュージック・ジャパンより「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。

2011年2月17日、ニューヨーク・タイムズ紙に意見広告を掲載。同年2月26日、アメリカのニューヨーク中心部でストリートライブを行い、Ustreamで世界中に配信。2013年11月24日、初の日本武道館公演を行う。2015年7月には秋田県より「あきた音楽大使」に任命される。2016年以降は「音楽で秋田を盛り上げたい」という思いから自身の主催フェス「秋田CARAVAN MUSIC FES」を開催。
現在はラジオやテレビのレギュラーを持ちながらライブ活動も精力的に行っているアーティスト。

引用:高橋優自伝及びWikipedia

札幌で弾き語りをしていた少年が今やホールツアーをするアーティストへ成長しています。ここで気になるのはリアルタイムシンガーソングライターとは一体どんな歌を歌っているのか、ですよね。わかっています。
今回は厳選に厳選を重ねて3曲、ご紹介いたします。

まずはメジャーデビュー曲、素晴らしき日常

アーティストって多分もっと綺麗な言い回しで歌にすると思うんですが、高橋優はリアルな言葉で歌います。
この曲でメジャーデビューなんて相当攻めています。歌詞の冒頭部分を抜粋。

麗しき国に生まれすこやかに育んで この上ない程の幸せを僕は知ってて
それでいても尚湧いてくる欲望の数々 「満たされない」「物足りない」何かに腹が立つ

わたしはラジオでこの曲を初めて聴きましたが、人類皆一度は思ったことがあるのではないかという言葉をこんな的確に歌にする人がいるなんて!と、衝撃を受けました。

にしてもこの歌、2010年の歌のはずなのに2020年の今聴いても内容のリアルタイム感がすごい。こんなことは早く過去の出来事の歌になってほしいものです。

CMソングで話題となった、明日はきっといい日になる

この曲は高橋優のMVの中で一番再生回数が多い曲です。未来に希望が持てない我々に「楽しいことはあるし、いい日は来る」と教えてくれる歌。言霊。
素晴らしき日常と比べるとすごくPOPなので、「明日はきっといい日になる〜♪」ってふとしたとき口ずさんでしまいそうです。誰でも耳馴染みのいい曲だから再生回数が多いんでしょうね。

成長を感じる、ルポルタージュ

ショートMVしかなかったので中途半端ですが…
こちらは土曜ナイトドラマ「オトナ高校」の主題歌。ドラマに内容にあわせつつも高橋優独自の視点で切り込んでいます。
サビのこの部分、高橋優の成長を感じます。

ここで諦めてたまるかよと
踏みとどまり 踏み出し続けて 大切な人の笑顔に会える日まで
君がいる限りこの世界は素晴らしい

素晴らしき日常では「僕らの明日が待ってる きっと世界は素晴らしい」と憶測で語っていましたが、ルポルタージュでは「君がいる限りこの世界は素晴らしい」と断言しています。
年月を重ねることで大切な人を見つけると世界の素晴らしさを感じることができると学んだようです。

以上3曲、いかがでしたでしょうか。上にも挙げましたが、高橋優は今歌いたいことを今歌います。
過去には幼少期に自分が体験した出来事を繰り返さぬために歌い、ボロボロになっている友を励ますために歌い、朝起きなきゃならないのがめんどくせえと歌っています。
最近の高橋優がどんな歌を歌っているか正直わたしは知りませんが、きっと今も今歌いたいことを歌っているはずです。興味が湧いたらぜひ、アルバムを聴いてみてください。

生い立ちと曲がある程度知識として入ったところで、今回の本題である本を紹介。

「高橋 優自伝 Mr.Complex Man」

まずこの本、ただの自伝です。結構赤裸々に自分を語っています。高橋優の生い立ちに興味のない人や過去に高橋優と同じような経験がある人は、見るのがツラい部分もあるかと思います。

でもわたしが見てほしいのはその部分ではありません。大学時代の高橋優を見てほしい。

高橋優は大学で北海道へ行き、自宅で歌おうと試みましたが苦情を恐れ、ゆずみたいでいいじゃないということで路上で歌うことにします。そしてある日、ブッキングスタッフに声をかけられることで初めてライブハウスに出ます。
楽しさを体感した高橋優はアルバイトをし、ノルマに追われながらライブハウスに出ることが増えます。また、路上ライブの回数も増やします。そしていつしか勉強よりライブをすることに気持ちが傾き、大学3年生の時に音楽でやっていくことを決意します。

やっぱり就職したくないって思ったんです。就職することが当たり前って感じですべてが進んでいく、それに洗脳されていくようで怖くって。

<中略>

とはいえ、じゃあ音楽はっていうと、「片手間だったよね?」「本気でやってたの?」っていう自問自答があって。その時に、まだまだいろんなことがやれるのに、やれてなかったって思ったんです。そこから自主制作CDを作ろうと思うようになって、

引用:高橋優自伝

路上ライブも交通費でなんやかんやお金がかかる、ライブハウスに出るにはノルマがかかる。とにかくお金がない。そんな中、食費を削りティッシュを食べ、1円でも安くなるよう工夫して作成した自主制作盤。本気で音楽やりたいんだなって熱意しか伝わりません。

その時、初めての自主企画で、お世話になっていたライブハウスで『100人動員できなかったら坊主』っていうライブをやったんです。ワンマンはさすがに夢のまた夢だったので、路上仲間を呼んで対バン形式で。結果は、見事に坊主頭。残念でしたけど、たぶんそのあたりから自分の中で本気になっていくものがあったんですよね。

<中略>

坊主になって笑われたりしながらも、ライブハウスの人には「優くん、本気になってきたんだ」って言ってもらえるようになって。

引用:高橋優自伝

本気で音楽やりたい熱はさらに高まります。大学生ってなんだかんだモテたい欲がありません?自分の頭をかけてやるライブ、相当いろんな思いが詰まっていたと思います。その頃から周りの目も変わってきたようです。

大学と片手間で音楽をやっていた時はお客さんがいなかったのに『100人動員できなかったら坊主』で坊主頭になったライブとか、覚悟を決めて自主制作CDを作り始めた頃から、お客さんが増え始めるんですから。本当に不思議でした。人ってわかるんだなって思いました。

<中略>

生半かな気持ちでやったら絶対バレる。それは今でもそうなんです。ライブも表現も全部そう。ある程度の準備や自分なりの覚悟があって臨むと、ちゃんとそれ相応のものが返ってくるような気がするんです。

引用:高橋優自伝

大学に通いながら路上ライブをしてたまにライブハウスでもライブをする、側からみたらそりゃチャラチャラしてんじゃねえよってなりますよね。そんな高橋優が本気で音楽と向かい合うことで結果を得ています。
その後、高橋優は大学卒業後、映画館で働きながら引き続き音楽活動を行います。そして月日は流れ、とあるライブでアミューズへスカウトされ、上京を決意します。

高橋優は口だけじゃない。見習え

あの売れっ子高橋優ですら、こんな時代があったんです。大学時代がなければ今の高橋優はなかったかもしれません。

今回はほんの少しだけ紹介させていただきましたが、アミューズに入ってからデビューするまでの話やデビュー後の話も赤裸々に語っているので、ぜひ読んでみてください。

わたしはこの本を読んで思いました。売れていない、売れたいって言ってるアーティストって口だけなんじゃないか、と。高橋優みたいに覚悟を決めてやってみろ。

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