THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのPVが酷すぎる

THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのPVが酷すぎるリスナー向け

どうも、ヤスイです。

最近知ったのですが、僕が以前THEE MICHELLE GUN ELEPHANTについて書いた記事「【TMGE106】ベストアルバムを名盤とよばない風潮に警鐘」が意外と見られているらしい。

やっぱり今からミッシェルを聞くんだったらず「TMGE106」ですよ。「High Timeは名盤!」みたいな記事も見かけますが、確かに名盤です。でも初めて聴いたのが「High Time」だったら多分好きにならないでしょう。

The birthday聴いて「チバさんかっこいいー」ってなって、
「昔ミッシェルガンエレファントってバンドやってたんだ」ってなって、
「ちょっとミッシェルの曲も聴いてみよう。どれがいいかな」ってなった時、
とりあえずベスト盤聴いたほうが良い。

なんてったって、アーティストの意向とか関係なく(あるかも知れないけど)、「これ聴いとけ!」ってのを集めたのがベスト盤ですから。

コアなファンほど「High Time」とか「Chicken Zombies」あたりを押してくると思うけど、まずはベスト盤で代表曲聴いて好きになって、それからでいい。

僕は高校生の時に出会って、それこそアベフトシのピックのもち方を真似てたくらいだから「シャンデリア」とか好きだけど、「ミッシェル聴きたいからなんか教えて」って言われた時は絶対勧めない。

ということで今回も、これからミッシェルを聴くなら、という感じで紹介していこうと思います。

で、そうなると真っ先に思いつくのがMV。今の時代はYouTubeがあるからね。しかもMVになるということはそのアーティストにとって重要な曲だし、映像もセットだからより楽しめる。
確かに僕自身、最近新しく好きになったアーティストのほとんどはYouTubeでMV見つけて好きになってる。

ということで今回はミッシェルのMVをざっと紹介していこうと思うんだが…

めちゃくちゃダサいんですわ。

まあこれも考えると面白くて、昔はPV(プロモーションビデオ)って言ってましたよね。それが最近ではMV(ミュージックビデオ)って言うようになりました。
この変化もいつか記事書きたいなって思うんですが、昔はCD売るためのプロモーション=広告・宣伝・特典だったわけです。CDショップで流したり、初回限定版買ってくれた人の特典だったりして。

だからまあ今の映像ほどカッコよくなくて当然なのかも知れません。基本的にはファンが楽しむためのものなわけですから。

それにしても、僕もびっくりした。10年前の自分、よくこれ見てファンになったなと。

まあせっかくなので紹介しようと思いますが、本当にダサい。当時の映像編集技術がまだまだだったのか、当時はこれがイケていたのか、ちょっと判断つかない。

でも、だいたい同じ時期、1996年にリリースされた安室奈美恵の「Don’t wanna cry」のミュージックビデオは画質こそ低いものの、全然ダサいとは思わない。

当時のミュージックビデオがどんなものかの基準として何個か置いておく。

とりあえず、これらの作品のクオリティを念頭に見てほしい。
まあこれらトップアーティストほどは予算が取れなかったのかもしれない。それにしてもひどすぎる。

宇多田ヒカルの「Automatic」は1998年。
編集は最低限。当時はこの程度だったのかもしれないが、それでもセンスをすごく感じる。画角を固定したカットを中心とした演出は今でもあるし。

スピッツの「チェリー」は1996年。
シンプル。ワンカット。でもいい。おしゃれ。

椎名林檎の「ここでキスして。」は1999年。
バンド演奏の撮り方としては今でも十分通用する。

ということで、僕はミッシェルが大好きな人間ですが、今日は酷評。
もしThe birthday聴いて「ミッシェルも聴いてみたいなー」って人がいたら、ここまでにしてYouTubeで「ミッシェルガンエレファント ライブ」とかで調べて来てください。
ここから先は、ミッシェルを好きな人が、ミッシェルのダサい部分を共感する時間にしたい。

時系列順THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのミュージックビデオ

世界の終わり-1996年

はっきり言う。これ以降、映像作品のクオリティは悪化の一途をたどる。最初にして最高傑作、それが世界の終わりだ。

世界観が出ているし、映像であることに意味がある。他の作品はよくわからない演出が多いだけならまだしも、曲を馬鹿にしているようなものまである。

文句を言っても仕方がないから次にいこう。

キャンディハウス-1996年

なんだこの謎の早送りと巻き戻しの繰り返しは。便器の上で銃構えたり、顔をスリッパで叩いたり、洗濯ばさみで挟んだり、なにがしたいんだ。
廃墟みたいなところで演奏しているシーンはかっこいい。それ以外は不要。演奏シーンだけでいい。

ちなみに曲はめちゃくちゃ好きなので、ぜひ目を閉じて聴いてほしい。

ブラックタンバリン-1996年

これはミュージックビデオにする必要があったのか?
ライブ映像だけで、もう少しカット数を減らせばかっこいい。なんか世界の終わりの時のオフショットみたいなシーンも出てくるが、それはバンド的にOKなのか?

僕はミッシェルのライブ映像好きだから、割と満足度は高いが、これ見るくらいならライブ映像見たほうが楽しめる。

リリィ-1996年

この頃、スピッツの「チェリー」みたいにシンプルな作品が多いのに、なぜミッシェルは余計な演出が多いんだ。手ブレでガチャガチャ、カット数も多すぎてよくわからない。

しかし不思議と嫌いじゃない。謎でわけがわからないが、歌詞も同じくらいわけがわからないから、もしかしたら曲を十二分に表現した結果なのかもしれない。だとすれば表現が高度すぎて理解できない。

しかし、ラスサビがもはや何が映っているのかもはっきりしないのは度し難い。

ゲット・アップ・ルーシー-1997年

めちゃくちゃ大好きな曲だが、それだけになぜこんな安っぽくしてしまったんだという感じ。フリー素材とか、レコーディングのオフショットを集めた作品。これはこれでいいとして、ミュージックビデオも欲しかった…雑なメイキングビデオじゃん。

まあ「これはミュージックビデオではない」と割り切ればファンには楽しめる作品。

バードメン-1997年

世界の終わりが最高傑作と言ったのは嘘ではないが、この作品は割と好き。
曲も好きなんだけど、男子心をくすぐる秘密基地感。昔のパソコンってこんなんだったんだってくらいでかいパソコンの前でコントローラーを握り、謎の鳥を操作する。バードメンってそういうことなの?とはなるが、ワクワクする映像であることは間違いない。
小規模な地下組織と、国家レベルの武力。このアンマッチ感ももいい。最終的にはでかいジェットエンジンを積んだ車で発信し、エンスト。

そして最後の「予告」という文字。これは意味がわからない。
藤井風みたいに解説動画出してくれ。

ブギー-1997年

これもミッシェルによくある手抜きMV。ライブ映像と謎の素材。多分一部はフリー素材じゃないか?当時フリー素材ってのがあったのかはわからんが。しかも同じ素材かなり使いまわしてくるし。

この辺から気になるのが、アベさんがかっこよくない。もうちょっとかっこいい撮り方あると思うんだが、絶妙にかっこよくない。

カルチャー-1997年

これもすごい好きな曲で、高校生の時毎日弾いてた。

もうこのMVの演出は、ズームイン頼り。気をつけてください。人によっては酔います。たまに画面から目を外したほうがいい。
そう、ミッシェルのMVは基本的に酔いやすい。ライブ映像は酔わないのに、MVになるとムダに多いカット数、半端じゃない手ブレ、謎のズームと早送りが主張してくる。

CISCO~思い出のサンフランシスコ-1997年

なぜこれをMVにした。他にいくらでもあったでしょう。しかもこれカルチャーのカップリングでリリースされた曲でしょう。
そしてダサさが極まっている。ちょくちょく入るかっこいいライブ映像。そして、CISCOを連想させる水着の女性や景色…ここまで来ると才能ですね。僕ならこの作品をOKできない。そこまで思い切った判断をするには肝が小さすぎる。

でもここまで来ると色んな人に一度は見てほしい作品です。
ダサすぎる。ここまでダサい映像を見ることはなかなかできない。

G.W.D-1998年

これはシンプルにかっこいい。世界の終わりより良いかもしれない。
前半かなりかっこよくて、後半にかけて徐々にダサさが垣間見え始める…

スモーキン・ビリー-1998年

この灰皿が巻き戻しで戻る感じ。まあダサいです。映像もここまでカット細かくする必要があったのだろうか…チバさんの口から灰皿が出てくるとか、灰皿が超高速回転するとか、ちょっとタイトルに引っ張れ過ぎじゃないかというくらいタバコが映像を邪魔してくる。

ギターソロで一瞬長めのカットがあって「そうそれ!そういうカットがほしいの」ってなった次の瞬間、キュウちゃんの絶妙な表情のカットに…もっといい表情のカットあったでしょう。

まあ曲はめちゃくちゃかっこいい。映像も何回も見ていたらこういうもんだと受け入れられるようになってきた。玄人向けです。

アウト・ブルーズ-2000年

もう21世紀になったのに、なんだこのダサさは。早送り演出が好きなのか?そしてこのフォントのダサさ。キャンディハウスとおなじ監督と推測。
多分この監督はミッシェルのかっこよさじゃなくて、コメディさをアピールしたいのだろう。硬派なイメージあるけど意外とおちゃめだよ、というメッセージと考えれば、楽しめるかも知れない。

GT400-2000年

当時としては斬新だっただろうか。
アベさんが胸にピンクのバラを刺しているのはどういうメッセージなんだろうか。なんで赤じゃなく微妙なピンクなんだろうか。

どういう偶然か、僕も「リゼ」のMVで胸にバラを刺している。これは本当に偶然。監督がGT400のMVを見ていたとも思えないし、僕がミッシェル好きであることを知っていたとも思えない。
なんだろうこの感じ。恥ずかしい。

リボルバー・ジャンキーズ-2000年

いいねえ〜やっぱりライブ映像は。
クソダサいフォントがちょいちょい邪魔してくる以外、曲も映像も素晴らしい。
歌詞に合わせて明朝体で「俺」とか出すのは本当にやめたほうがいい。みんなももし映像創る機会があれば、明朝体には気をつけて。明朝体はセンスが無いとめちゃくちゃダサくなる。デザイナーでもそこそこ経験がないと明朝体は上手く使えないらしい。この作品がそれを証明している。

ベイビー・スターダスト-2000年

これもなかなか酷い。最初「お、結構かっこいいかも」と思ったが、リフが始まるともう最悪。もはやアベフトシのリフを馬鹿にしている演出。どういうふうに馬鹿にしているのか見ればわかる。
それ以降はまあまあだが、なぜ安っぽい星を散らすのか。この曲にとって星は重要なシンボルであるはずなのに…

まあ突っ込みどころはあるにせよ、比較的かっこいいと思います。ミッシェルのMVの中では。

暴かれた世界-2001年

おお、ベイビー・スターダストに続いて、暴かれた世界も割とかっこいい。監督が変わったのか?

赤毛のケリー-2001年

タイトルコールがだせえ。いや、タイトルコールがダサいってどういうことよ。でもめちゃくちゃダサい。
ほんと、不思議なくらいアベさんがかっこよく映ってないんだよな。

この曲はいわゆるミッシェルの後期の曲だけど、後期の中ではかなり好きな曲。ただ不思議と、この頃からギター弾きたいっておもう曲がなくなっていくんですよね…ミッシェルにのめり込んだギターキッズなら共感してくれるはず。

太陽をつかんでしまった-2003年

何となく今っぽい映像になってきたかな、と思ったのは最初だけ。
なんでよくわからない素材を使うんだ。演奏シーンはめちゃくちゃかっこいいのに、シーンのチョイスがよくわからない。

で、これが太陽をつかんでしまった男なのかもしれないが、1:50頃から出てくる謎のおっさん。フレディー・マーキュリーなみのオーラを持っているが所在は知れず。顔が濃すぎて、シックな演奏シーンが全然頭に残らない。

ブラッディーパンキービキニ-2003年

これまでのMVはびっくりするぐらい抑揚がない、サビとAメロのテンションが同じ、みたいなものが多かったんだけど、これはそこがはっきりしている。
さすがに2003年にもなると編集機材も良くなっていろんなことができるようになったんでしょうね。

デッドマンズギャラクシーデイズ-2003年

作品のクオリティとしてはここに来て最高かも知れない。世界の終わりはあの世界観、ニュアンスから特別な作品だと思う。それを除けば、唯一見る価値があるMV。友達がミッシェルのMV見たいとか言い出したら絶対これ勧める。
しかしほんと不思議なことに、アベフトシの写りが悪い。

エレクトリックサーカス-2003年

ついに来た。ラストシングル。
最後のテレビ出演で披露された曲でもあるし、ラストライブの映像を見たことがあればこみ上げてくるものが多い。ミッシェルガンエレファント自体にとっても、ファンにとっても非常に重要な意味のある曲。

という前提で見てほしい。

あふれるフリー素材感…過去のライブ映像を無理やり組み合わせた感…
過去のライブ映像を使うのはまあ良いとして、なんでこんなに安っぽい映像素材を使ったんだ…

ラストシングルにふさわしい名曲だし、何度も聴きたいし、ミッシェルの終焉と新しいなにかの始まりを感じさせる素晴らしい曲。

ただそれをこんな映像作品にするかね。解散するバンドに予算がかけられない事務所の都合とかもあったかも知れないが、冷静に見るとなかなかひどい。

やっぱりライブ映像を見るべきだ

ここまでダサいとむしろライブに行かないといけない。

やっぱりバンドはライブで観たい

僕もミッシェルファン歴10年以上だけど、恥ずかしながら初めて観るやつもあった。CISCOとか、まさか映像作品を出しているとは思わなかった。

前々から「ミッシェルってあんまいいMVないな、やっぱライブ映像だな」とは思ってたんですが、今回で確信に変わりました。
やっぱりライブ映像です。

というか、バンド、特にロックバンドはライブが一番いい。
僕もHecatoncheir sistersとしていろんな映像作品を出しているけど、やっぱりライブ見て欲しいし、僕自身好きなアーティストはYouTubeじゃなくてライブで観たい。

ミッシェルの映像を観れば観るほど「一回はライブで観てみたかったなー」という気持ちになったんですが、これを狙ってやってるとしたらものすごいMVです。

ということで、YouTubeで高品質な動画をいくらでも観れる時代ですが、みんなたまにはライブハウスに足を運びましょうね。バンドマンが一番観てほしい姿はYouTubeでは観れません。

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