「THE BACK HORNは自分の心の叫びを代弁して歌ってくれる」

「THE BACK HORNは自分の心の叫びを代弁して歌ってくれる」リスナー向け

あいあい、ドウチです。

ドウチはあらゆることを言語化することがものすごく苦手な人間。頭の中はいつも抽象的。好きなバンドについて語る時も「ほんまそれ」「それな」「せやねん」「ん゛ん゛〜ん゛」で乗り越えてきました。
しかし音楽好きの中には私のように「ん゛っん゛〜ゔぁあ゛ゔぅ〜」というコミュニケーションで乗り切ってきた人も少なくないはず。

人と関わっていく中で言葉などのコミュニケーションスキルは必須。なのにそれをどこかに落としてきた人たち。

「ちゃんとしなさい」「大人でしょ」
コミュニケーションスキルが低いだけでそんな言葉を浴びせられてきた人たち。

「人は1人で生きていけない」なんて、自分たちが一番わかっているのに表現できない人たち。

今日はそんな人間がどハマりするであろうバンドを紹介したいと思います。
【THE BACK HORN】です。

THE BACK HORN

THE BACK HORN(ザ・バックホーン)は、日本のオルタナティヴ・ロックバンドである。1998年結成。1999年にアルバム『何処へ行く』でインディーズデビューし、2001年にシングル「サニー」でメジャーデビュー。略称は「バクホン」「バクホ」など。「KYO-MEI」という言葉をテーマとして、「聞く人の心をふるわせる音楽を届けていく」という意思を掲げて活動する。
Wikipedia参照

あいあい。THE BACK HORNは人間をテーマにした楽曲が多く存在します。人間と言ってもOfficial髭男dismに出てくるような人間ではなく、私のようなあいあい系人間を歌ってくれます。
「KYO-MEI」という言葉通り、本当に心が揺さぶられる曲ばかりです。バックホーンは他のバンドと違って一曲一曲の重みが凄まじく、どの曲もそれぞれ個性を感じます。
捨て曲が無いという表現が正しいかわかりませんが、B面の曲も「ほんとにこれB面か?」と思うほど捨て曲がありません。

そんな数ある曲の中、今回は特に「人間味、人間とは」「自身の心の叫び」などが感じられる曲をご紹介していこうと思います。

バックホーンを好きになった経緯

そもそもバックホーンと出会ったきっかけ。初めてバンドとして好きになったのは9mm Parabellum Bulletで、そんな9ミリが影響を受けたバンドとしてバックホーンという名前だけは知ってる状態。

そんな矢先、大学生のとき軽音部の文化祭で急遽、バックホーンをコピーしようという話になり、ベーシストでありながらボーカルでステージデビュー。
文化祭で披露した曲の中にこれから紹介する「幾千光年の孤独」を披露したという思い出があります。

頑張って覚えるために何回もリピートして聞いていました。
最初は「んー何かよくわからないけど、めちゃくちゃ訴えかけてくるなー」「あんまり歌上手くないんやなー」「うわ!ベースめちゃくちゃ動いとる!すご!」くらいの今よりさらにアホみたいな感想でしたか、聞けば聞くほど、どんどんこの曲の奥深さというか、心を鷲掴みにされて行く感覚がありました。

そんなこんなで気づけばバックホーンの完全な中毒者になっていました。

大分遅咲きかもしれませんが、大学3回生くらいのときに初めてライブハウスというものを見に行きました。しかも、初がバックホーンです。
その時は8thアルバム”アサイラム”のツアーでした。

ライブハウスのイメージ

初めて行ったライブハウス。こんな雰囲気かと思ってましたがぜんぜん違いました。

ライブを見たとき、、、
もうね、圧巻でした。最初から最後までずっと心が雄叫びをあげていました。何て言うか、この腐りきったオワコンの世界にこんなに自由に心を解放さしてくれる場所、救いの場所があるんだなと思いました。そして同じようなことを思っている同士たちも沢山いるんだなと思いました。
宗教っぽくなってきましたが、それくらい崇拝しているバンドです。
と同時に自分もバンドで同じ同士"あいあい人間達"を「救いたい」「励ましたい」「幸せだと疑わずのうのうと生きている奴らに一泡吹かせてやりたい」と強く思いました。

【幾千光年の孤独】

    タイトル:幾千光年の孤独
    リリース: 2001年
    収録アルバム: 人間プログラム

あいあい、幾千光年の孤独です。
とりあえずまず言いたいのはめちゃくちゃカッコいい曲であること。なにがいいって、めちゃくちゃかっこいい曲なんです。イントロからAメロ、Bメロ、サビ、間奏と、どのパートも全てカッコいい。
バックホーン好きならこの曲イマイチっていう方はいないんじゃないかと思います。ライブでこれやられたときには死にます笑

もうカッコいいしか言えていないあたりがあれなんですが、頑張って紹介します。

歌詞的には聞いてもらったらわかる通り出だしからいきなり「天国に空席はない」とはじまり、最初から最後まで全く救いのない歌詞です。
救いがない。この曲を熱唱しながら道頓堀商店街を駆け抜けたい。まさしさんくらいのテンションで駆け抜けたら何かが変わる気がする。

モノクロームの世界に
朝日はもう昇らない
絵画に閉じ込めた向日葵
幾千光年の憂鬱が
降りそそぐ ビルの底
顔のない人々が泣いた
思いさえ届かぬ 宇宙の果て
太陽のたてがみが揺れてる

でもこう思ってしまいたくなるくらいどうしようもないなってことが誰しもあるかと思います。
また、自分が生まれてきたこの世界をよくよく考えてみたら、ほんとにどうしようない世界だなと感じている方もいるかと思います。
そんな、言いようのない、誰にも相談のしようがない”心の叫び”を余すことなく強烈な歌詞と強烈なサウンドで叫んでくれています。日々生きていて常に感じる言葉にできないモヤモヤ、憂鬱、悶々とした感情を叫んでくれています。

【ひとり言】


    タイトル:ひとり言
    リリース: 2000年
    収録アルバム: 甦る陽

この曲の信者の方もいるかと思いますが、バックホーンで1番と言っても良いくらいインパクトがあり強く記憶に残る曲かと思います。

友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて

このサビの歌詞は皮肉めいており、個人的にツボです。

丁度、冒頭でも似たようなことを言っていますが、僕がこの曲から感じることはこうです。
「人は一人では生きていけない、だから人との付き合いは大切だ。だから人と関わるにあたって自分を変えてある程度人に合わせないといけない。めんどくさい。周りは馬鹿なのか、何も疑わずにわいわい楽しそうにしている。自分はどうでもいいと思っている。でも言えない。言えば人がいなくなる。でもこのままじゃいけない。」

歌詞の最後の一節"このままじゃいけない"にはどうしようもない焦りと苛立ち、「わかってはいるんだけど、どうしようもなくない?死ぬまでこの生き地獄の中、生き抜かなければならないんだよな?」みたいなことが感じられます(というか、まさに自分がそう思っています)。
気づいたら涙が出ます。この曲も道頓堀商店街を駆け抜けたくなる一曲です。誰か助けてくれ、泣いてばかりいる。

【ジョーカー】


    タイトル:ジョーカー
    リリース: 2003年
    収録アルバム: イキルサイノウ

この曲の歌詞は比較的わかりやすくもあり、歌詞のコミカルな感じもうまい具合に混ざっている印象をうけます。
それ故に、より人間の純粋な怖さ、愚かさ、儚さがダイレクトに伝わります。
また、ボーカル:山田将司が思いっきり叫んでいるパートがあります。

居場所なんて何処にも無い。もう笑うしかないけれど、
笑う才能が無いから、顔が醜く歪むだけ。

この部分は本当にシビれます。

心が叫びたくなったらTHE BACK HORNを

今回は3曲ご紹介しました。まだまだ紹介したい曲は山ほどあります。
この3曲を通して言えることは、自分だけが抱えていた悩み、醜さなどをバックホーンが包んでくれて「俺らもそうだよ。」と言わんばかりに心の叫びを歌ってくれていると言うことです。

わかってはいるんだけど自分にもっと”イキルサイノウ”があったらなと日々思います。
だけど、そうはなりたくない自分もいます。
「あー、もうやってらんねぇ!」
「死ねばいいのに!」と、心が叫びたくなった方は是非バックホーンを。