全国ツアーを廻っているtetoに恨みごと

全国ツアーを廻っているtetoに恨みごとリスナー向け
画像:tetoオフィシャルホームページ

どうも、今日はヤスイです。
今日は人気急上昇中、47都道府県ツアー「日ノ出行脚」敢行中のtetoに恨みごとがあってPCに向かう。

発端は2019年10月23日にリリースされたtetoのセカンドアルバム「超現実至上主義宣言」
47都道府県ツアー「日ノ出行脚」の対バン相手を一般公募したことに始まります。

これから僕のうらみつらみを書いていくわけですが、その前に簡単にtetoを紹介。

知れば知るほど、tetoを舐めてたなと反省します。想像以上にすごいバンド。

teto 2016年1月、結成

基本的にWikipediaの情報を正として紹介します。間違いを見つけた熱心なファンは僕に文句言う前にWikipediaの修正を何卒よろしくお願いします。

まあテキストでtetoを紹介する前にとりあえず一曲聞いときましょうか。

 

「蜩」
重々しい音で始まったと思ったら急に軽いギターメロディ、重いベースを挟んだと思ったら印象的な、どこか懐かしさのあるAメロ、Aメロ後半に入ってくるよくわからないコード進行。音の足し算、引き算がうまいというのか、同じフレーズでも絡んでいる楽器のアレンジによって全く違って聞こえる。なんだ、すごくかっこいいじゃない。

ところで「蜩」はなんと読むんでしょうか。

「虫」と「周」。似たような漢字に「鯛」がありますね。
海の中で鯛的なポジションを築いている虫、なんでしょう。クワガタとかカブトムシとか、その辺ですかね。
鯛といえば、野球界で言うイチロー、いやそれはマグロだから松坂大輔らへん。昆虫界の松坂大輔といえば、トンボかバッタですね。
字面と曲のテンション的に「蜩」は「バッタ」ではないかと思ったんですが、バッタを変換したら「蝗」でした。ちなみにトンボは「蜻」です。

わからなくなってきました。
すみません、ファンの方、教えてください。

まあこの「蜩」が今回問題になっているセカンドアルバム「超現実至上主義宣言」に含まれた曲です。

ということで話を戻して tetoの紹介ですね。tetoは2016年1月、ボーカルギターの小池貞利が職場の後輩だった佐藤健一郎を誘い、埼玉で結成しました。その後しばらくサポートメンバーを加えて活動していたみたいです。僕のバンド(Hecatoncheir sisters)と似たような感じですね。僕らの場合はボーカルとギターでしたが。

で、ライブで出会ったベーシストの山崎陸をギタリストとして招いたと(ベーシストで招けばいいのに)。

そして2016年5月、地元のタワーレコードやライブ会場で3曲入り無料音源「take free」を配布。
無料配布に「take free」と名付けるあたり、潔さと面倒くさがりの両面が見えますね。普通自分たちの最初の作品ってもっと名前凝るでしょ。
しかし、結成まもない社会人バンドの音源をどうやってタワレコに置いてもらうんでしょう。持ってったら置いてもらえるんですかね。今度やってみます。

で、2016年10月、1stEP「Pain Pain Pain」をリリース。これがなんと初回プレス分が1ヶ月で完売したそうです。その後、渋谷・新宿のタワレコでも置かれ、店頭でどんどん売れたと。

この時代に店頭でCDが売れるってどういう魔法なんでしょうね。僕らのライブきた人にCD買ってって言ってもそもそもCDデッキ持ってない人が8割以上。次からプレスしないでおこうかと思うレベルでCD文化が死んでいます。

まあ、tetoの周りではCD文化が残っていたようで、とりあえず店頭でCDが売れたと。
で、ドラマーの福田裕介が加入したり、オーディションで200組中の最終2組に残って当日入場規制がかかるとか、その後も異様なペースでライブに出て有名イベントに出演したり、順風満帆に”売れてるバンド”に向けて一直線。

2017年にはファーストミニアルバム「dystopia」を発売、その後<teto tour 2017「dystoipia」>を敢行。当然全チケットは即日完売。

この時わずか結成から1年半ほど。どうなってるんだ。もっと細かく教えてくれ。有名レーベルに入っているわけでもなくツアーが即日完売って、いいライブしてる、いい音楽してるだけじゃ説明できないでしょう。
いつか会ったら聞いてみよう。

2018年も快進撃を続け、ファーストシングル「忘れた」を発売。そのツアーチケットも入手困難でさらに話題に(10枚くらいしかチケット用意してないんじゃ無いってレベル)。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」や「RUSH BALL 2018」に出演するわ、ワンマンツアーを回るわ(当然これも全会場即日完売)、ファーストフルアルバム「手」を発売してまたチケット入手困難が話題になるわという有様。

で、2019年は2ndシングルを出して”正義売買 -Seigi bye bye-”と言うイカしたタイトルのワンマンツアーを敢行。この年も「RUSH BALL 2019」や「SWEET LOVE SHOWER 2019」、「NUMBER SHOT 2019」なんかに出演。

そしてついに本題である2ndアルバム「超現実至上主義宣言」をリリースし、47都道府県50会場でツアー「日ノ出行脚」を現在も絶賛敢行中。

その前にベース「佐藤健一郎」について語りたい

Wikipediaでtetoについて読みながら「いやあ、すげえなあ」と感心してました。
Hecatoncheir sistersのメンバーはこの記事執筆時点でボーカル、スマイユウキが29歳、ギターのヤスイユウヤ(僕)が26歳、ベース、ドウチタツヤが29歳、ドラムはサポートで20歳から33歳までよりどりみどり。
一方、tetoはボーカル(小池 貞利)、ギター(山崎 陸)、ドラム(福田 裕介)が29歳、ベース佐藤 健一郎が27歳。

とまあ年も近い。

それもあってtetoにはアンテナを張っていたんですが、Wikipediaをみていると気になる一文が。

2016年1月、ボーカルギターの小池貞利が、職場の後輩であり、楽器未経験の佐藤健一郎をベースに誘い、埼玉でtetoを結成。

まじか。このベース、ど素人で楽器初めて4ヶ月後に無料配布音源出して、9ヶ月後には店頭でガンガン売れるEP出して、楽器初めて2年半後に「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」「RUSH BALL 2018」のステージに上がったんか。

つまり、この「Pain Pain Pain」のミュージックビデオで堂々と引いている時、彼はまだベースを手にして9ヶ月未満…
とんでもないやつだな。

決して派手では無いが安定したステージング。ベースラインも目立つところで若干リズムかピッチが微妙な気がしなくも無いが、「こいつベース初めての9ヶ月やから絶対どっかでミスってんぞ」って聴いてそのレベル。つまり普通に弾けてる。

そんな短期間でパフォーマンスできるなんて、相当な天才か、アイドルユニットが急に楽器弾き出す時にこっそり受けてるといわれている秘密のスクールに通っているとしか思えません。

↑この人ですね。髪が長い方です。一体どんな音楽聴いて、どんな人生送ったらtetoの急成長についていける人間になるのか。
ちょうど2019年12月18日のインタビューを見つけたので読み込んでみました。

──そもそも佐藤さんは、tetoを結成するからベースを手にしたんですよね。
佐藤 : そうですね。

しれっと言ってますが、楽器初めて4年で即日完売のツアーをバンバンこなしてる人なんてそういないです。

tetoに加入する流れは

たまたま小池さんを交えて数人で食事をする機会があって、いざ話してみたらおもしろい人だなと思ったんです。最初、小池さんと会った時にマック・ミラーの話をしたんですよ。めちゃめちゃメジャーで、海外だと10人いたら9人知っているようなアーティストなのに周りで聴いている人がぜんぜんいなくて。「まさか身近にマック・ミラーの話ができる人がいるんなんて」と思って、2人してすごい盛り上がったのを覚えてますね。
<中略>
それで2人で飲みに行く機会が急に増えて、週2、3回のペースで飲みに行くようになりました。そしたら小池さんがある日、「バンドをやらない?」と声をかけてもらった感じです。

とまあここまで聞くとただのバンド結成ですね。大体どんなバンドも、学校とか職場とかで「え、お前もあれ知ってるん!?」って古い洋楽とかで意気投合します。そうでなければ掲示板とかでつながるか、普通のバンド結成って大体この2つで、tetoは前者ですね。

とまあこんな感じでルーチンワーク化した仕事、変わりばえのしない日々とか、そんなのに何か引っ掛かりを感じて始めたバンド活動。
ここまで漫画みたいに普通の結成方法、動機で始めたバンドって大体すぐ消えてくんですが、佐藤さんのアーティスト魂に火をつけたのが“高層ビルと人工衛星”という曲。ボーカルの小池さんが人生初めて作った曲だったそうで。

この曲ですね。この曲を聴いて「うわぁ、めっちゃカッコイイ」ってなって、本気でバンドをやろうと言う覚悟ができたと。
確かに、曲もMVもめちゃくちゃいい。高校時代、銀杏BOYZのコピーばかりやっていた僕からするとドンピシャの曲です。MVのなかのライブパフォーマンスもめちゃくちゃいい。もうすぐ令和になろうと言う時にこのMVを出す価値。

ほとんどのバンドにとって最初に作った曲なんて思い入れはあっても演る機会はない代物でしょうから、この辺りからtetoの異質性が見えてきます。
しかし、追えば追うほどtetoは音楽漫画のサクセスストーリーのよう。

山さん(ギターの山崎 陸)と会ったのは、tetoがはじまって3ヶ月目くらいでした。下北沢でライヴをすることがあって、そこに山さんも出てて。そのライヴが私にとって人生はじめてのライヴだったから、すごい覚えてますね。
<中略>
山さんは弾き語りで出ていたんですけど、セーラー服を着てエレキ・ギターでパワーコードを弾きながら歌ってました。その時、持ち時間は15分とか20分だった気がしてますけど…… ずっと何なんだろうと思いながら観てました(笑)。
<中略>
ロン毛にヒゲのセーラー服姿なのに、曲は良さそうだったし声もカッコ良かった。コピー・バンドも含めて何組か出ていたんですけど、山さんだけ雰囲気とかまとっているものが違うのは、私の目から見ても分かったんですよ。

結成3ヶ月目、ベース始めて3ヶ月目、初めてのライブで見たセーラー服でパワーコードの衝撃はすごいでしょうね。人によってはライブハウスが嫌いになります。

私、小池さん、山さん、サポート・ドラムの4人でやっていたんですけど、その時は全くワケが分からなかったですね。狭いライヴハウスでお客さんも全然いないし、なんなら出ているバンドの方がお客さんよりも多い。

やっぱりこの時は普通のバンドですね。お客さんより関係者の方が多いイベントってざらにあります。「何をしてるんだろうなって感じ」という感覚を持っていることが大事ですね。さすが楽器初めて数ヶ月。5年くらいやってたらお客さんがいないことに対する感覚が麻痺します。

で、この後もインタビューは続いて、昔聞いてたのはヒップホップだとか、Nujabesが根幹にあるとか、いろいろ分かったんですが、一番大事な部分、tetoと言う超短期間で成長したバンドに、なんで素人がついていけたのか、その秘密はわかりませんでした。
そこを突いてるインタビューとか、知ってる人いたら教えてください。

「超現実至上主義宣言」リリースツアー「日ノ出行脚」の対バンを一般公募

さて、ようやく本題、tetoの記念すべきセカンドミニアルバム「超現実至上主義宣言」の記念すべき全国ツアー「日ノ出行脚」」です。

セカンドミニアルバム「超現実至上主義宣言」のジャケットはこんな感じ。

teto セカンドミニアルバム超現実至上主義宣言ジャケット写真

画像:tetoオフィシャルホームページ

先ほど紹介した「蜩」も収録されています。なんか、難波の居酒屋に貼ってあるハイボールのポスターのような雰囲気。こういうデザインが主流だった時代に生きてないくせに、なんとなく懐かしくなってしまうのは僕だけじゃないはず。
絵面とかじゃなくて、主にフォント。フォントをアーチ状に歪める、現在ではタブーとされたテザインテクニック。

で、まあこのアルバムリリースのスペシャルサイトとかもオープンしてたわけですよ。
ここまでいうと大体オチが読めた人もいると思うんですが、まあこれを読んでください。

そしてリリースに伴い47都道府県、満遍なく駆け巡るツアーを開催出来ることになりました。
以前よりお客さんから「〜県でライブをして下さい!」「俺の地元に来いよ!」「私を地元に連れてって。(南を甲子園に連れてって的な)」なんて言って貰えることが多かった訳です。
そう言って貰えるのって凄く凄ーく嬉しいんだけど、ひとりひとりの要望に応えるというのはキリが無くなってしまい、どうしても難しいじゃないですか。
しかもあの県には行ってこの県には行かないってのも、なんか自分なりに腑に落ちないんですよね。
それならもういっそ全部行ったらいいじゃんって理由で今回47都道府県ツアーをすることになりました。
自分自身も高校生の頃とかは地元群馬県中之条町から1時間かけて高崎市のライブハウスに遊びに行ったりしていたので、故郷でライブを観る興奮だったり、そこで新しく産まれる人生の転機のようなものはわかっているつもり。

そして重要なのはこれ。
折角、日本全国にいくならその地元やその地域周辺で「やりたいこともなくただ悶々と楽器を鳴らしている学生バンド」とか「平日は仕事、休日は趣味でバンドをしている社会人の方」とか「あらゆる時間あらゆる場所で弾き語りをしている方」とかね、とにかく音楽が好きで何かしらの活動をしている人やこれから音楽をやりたい、やってみたいと考えている人と是非一緒にライブをしてみたいなと思った訳です。(場合によってはその人の地元から少し遠くなってしまうかも。その辺は要相談。)
それで今回の対バン一般公募に至りました。
純粋にライブがしたいでもいいし、思い出作りでもいいし、tetoを踏み台にしてやるぜでも暇つぶしでもどんな理由でもオッケー。

一応選考はさせて貰おうと思ってます。軽い選考基準やこんな人が来て欲しいといった希望はそれぞれメンバーで考え、下記になりました。

小池貞利(Vo)【一生懸命であることのみ】
山崎陸(Gt)【50 80 喜んで】
佐藤健一郎(Ba)【なるべく健康な人】
福田裕介(Dr)【楽しかったら終電逃していいと思える方(実際終電で帰るのは可)】
これらが選考基準。以上。

どれだけ広いステージに立っているからとか、どこからリリースをしているからとか、どれだけ楽器が上手く弾けるから歌が上手いからとかそういった大切なもの以前に音楽の産み出す不思議なエネルギーや美しさってきっとあるはず。つい最近もそれを自分の肌で感じたところ。
tetoの根本もそういったところから始まっている訳だし、お互いにとって何かのきっかけになればいい。というか絶対になると確信しています。

「南を甲子園に連れて」とかあなたたちよりも世代上でしょう、と思うわけですが、まあ売れないバンドマンを妙に刺激する文章です。
で、まあここまで前置きが長いとだいたい分かりますよね。はい、僕、Hecatoncheir sistersのギター、ヤスイがオフィシャルサイトから対バンの一般公募に申し込みました。

まあ動機は「結成半年でtetoと対バンしたらいいニュースになるなー」程度。しかしそれをそのまま書いても多分選考で落ちるだろうなと。彼らのロックスタイル、青春パンクの流れを汲むサウンド、パフォーマンス。
きっと彼らは尖った人間が好きだろうと予測。

「tetoに憧れてます!一緒に演りたいです!」とか
「tetoと一緒のステージに上がれるなんて夢みたいです!精一杯演ります」とか
つまらないし、聞き飽きてるだろうなと。

そこでちょっと尖ってこんな感じの動機で応募しました。

「彼女がtetoのファンらしいです。僕たちはtetoのことをほとんど知りませんが、彼女がこの全国ツアーの一般公募をオススメしてきたので申し込みます。熱い気持ちはありませんが、熱いライブはしてみせます。」

半分本当で半分適当。彼女に教えてもらったことは本当だけど、僕は普通にteto聞くし、このtetoと対バンは激アツだと思ってます。
まあこういう感じだと結構尖ってるし、目につくだろうと。で、僕らちゃんとした音源とかMVとかあるし、目についてしっかり聴いてもらえたらワンチャンあるなと思って申し込みました。

TETO47都道府県ツアー「日ノ出行脚」ゲストバンド第2弾解禁

画像:tetoオフィシャルホームページ

はい、待てど暮らせどtetoからの連絡はなく、この間公開されたゲストバンド解禁にもHecatoncheir sistersの名前はなく。

tetoよ、「憧れてます!」とか言って欲しいならそう言わんかい。

最後にtetoのオススメ曲を

まあ恨みごとというよりは、単にtetoに相手にされなかったぜという内容です。

最後にtetoで一番好きな曲を一緒に聴きましょう。
時代を考えない粗々のファズサウンド。たまらないですね。