こんにちは。HORNnet編集部です。
HORNnet編集部ではこれまで、2020年注目のバンド特集だったり、爆推しアーティストを紹介してきました。
今回もあるアーティストを紹介したいと思います。
まあタイトルでお察しの方も多いと思いますが、まずは一曲聴いてください。
常夜燈
初めて聴いた時、どことなく懐かしさを感じました。肌寒くなってきた夜、歩きながら聴きたい曲。
この世界には 未来がキラキラと みえる人もいるというの
それならば 食えぬものなど置いていかなくちゃ
例えばこんな胸の常夜燈も
臆病な自尊心に 匿われて目覚めたのは あの頃の僕らだ
いつか大人になるのならば 欲しい物など君にあげるよ
例えばこんな胸の常夜燈も
タイトルや歌詞にある常夜燈とは一晩中つけておく明かりのこと。夢に向かう人、大人になっていく人、変わらぬ日々を過ごす大人…そんなすべての人々に小さな明かりを灯してくれ、暗闇で迷う我々にこっちだよと案内してくれているような気がします。
今日はこの古い映画のエンディングに使われていそうな曲を奏でるバンド『PEOPLE 1(ピープルワン)』を紹介します。
PEOPLE 1とは
2019年末に活動を開始した日本のバンド。
それ以外の詳細は不明。以上。

画像:PEOPLE 1 Twitterより
画像を見ての通り、素顔などなにも公開されていません。今はもう当たり前になりつつある顔出しなど詳細情報を出さず活動するバンドの一組ですね。
活動開始とほぼ同時である2019年12月27日、配信限定で1st EP『大衆音楽』をリリースします。
東京
この曲を聴いて改めて思いました。東京というタイトルが付いた曲や含まれている曲、すべて名曲説。
恋に落ちて落とされて ときに手を汚しても
眠らない街で夢を見る
不思議な気分だな
消えない街の灯りが こんなにも惨めにさせるのか
なにかに躓いたり、ふと故郷を思い出して一人ということに寂しさを感じたり、不安を抱いたり…東京(都会)って田舎から見ると羨ましかったりしますが、決していいことばかりではありません。
でも夢を見て今日も1日頑張る、そんな若者の心境を歌っているかのような曲です。
アイワナビーフリー
もう冒頭10秒が粋。かすかに聴こえる「東京」のメロディー。女の子がヘッドホンをしたと同時にちゃんと音が大きくなって聞こえる。音源よりこっちのMVで聴く人も多いんじゃないでしょうか?
…まあ冒頭10秒はさておき、曲は今まで挙げたもの比べ意味がわからない歌詞。さっきまでちゃんとした歌詞だったのに、ガアアド ガアアド アンド ガアアドって。語彙力。
きっともう ここにはいられないけど 行くところもないな
ただ どこかで旅立つ君を想う日々だ
タイトルや歌詞にあるアイワナビーフリーとは自由になりたいという意味。自由になりたいから歌詞やメロディーがなんだか不思議で中毒性があるんでしょうか。
そんな1st EPに収録されている曲たちが各種サブスクや広告、口コミ等により多くの人を引きつけ、2020年9月30日に2nd EP『GANG AGE』と『大衆音楽』2作同時にCDリリースしました。
フロップニク
この曲はMVが2020年5月3日に発表、6月1日から配信、そして2nd EPに収録されています。
フロップニクとはロンドンの新聞:デイリー・ヘラルド紙に載っていた言葉で、犬を乗せた宇宙船:スプートニク、つぶれる・ポチャる・大失敗するという意味:フロップを合わせた造語だそう。
言葉とメロディー、映像すべてを通じて遊び心満載で独特の音楽性を発揮している曲。何度聴いてもよくわからないしこれ以上見ていると脳みそが破裂しそうなので、この曲の解説を誰かコメント欄でください。
BUTTER COOKIES
同じく2nd EPに収録されています。
先ほどの「フロップニク」にて吐いて捨てるような曲さと言われていた曲。青春、とにかく青春。
横からでなく上からも風を感じる開放的な車・アイス・花火…MVに出てくる数々のものから夏の終わりを告げられているよう。
思えば僕は未だ 横たわる思い出に
たびたび足をとられ 思いを募らせている
憧れは諦めに似ているって誰かが歌っていたような
僕の好きな君も いつかは骨になるのです
物語の続きは 今も気になるけど
人生はロードムービーだろ
この夜が明けたら 君に会いに行くよ
もう歌詞がすきです。わたしはこの「僕」、すきですよ。ちょっと厨二病っぽいけど。
謎多きバンド、PEOPLE 1
2020年10月現在、YouTubeにあるMVは今回紹介した全5曲。今からでもまだ全然間に合います、ぜひ興味を持った方はぜひ全曲サブスクで聴いてみてください。
でも個人的にオススメなのはやっぱりCD。歌詞カードを見ればPEOPLE 1が何人編成なのか分かりますよ。…ほら、欲しくなってきたでしょう?
謎多きバンドPEOPLE 1。そんな彼らの魅力はなんといっても楽曲の幅広さ。出てくる曲すべて本当に同じバンドが作っているの?と疑うくらい。こんなにネットで話題になっているのもこの楽曲の幅広さも一つなんでしょうね。
2019年年末から活動開始し2020年10月まで一度もライブをやっていない謎多きバンドでもここまで人気になるんだからやっぱり音楽って面白い。
ちなみに、年齢など分からないことばかりですが、影響を受けた楽曲がとあるサイトで紹介されていたので、気になった方はぜひこちらも見てみてください。では。
