もう冬も終わるし今年は音楽フェスに行こう

もう冬も終わるし今年は音楽フェスに行こうリスナー向け

こんにちは。HORNnet編集部です。

以前、ライブハウスへ行こうという記事を書かせていただきましたが、今回はその続編、フェスver.です。

皆さんは音楽フェスに行ったことはありますか?わたしは4〜5年前によく行っていました。もちろんぼっち(1人)で。
フェスに1人で来ている人はかなり少ないと思います。というか1人で行く気にならない人が大半だと思います。

でも皆さん、ここだけの話、実はフェスの方がぼっちに優しいんです。
なんでぼっちに優しいのかは追々説明させていただくとして、1日でたくさんのアーティストを観る機会というのはライブハウスでは限りなく少ないため、気になるアーティストがたくさんいるからまとめて観ちゃいたい!と思っている人へぜひフェスをオススメします。少しでも参考にしていただければと思います。

そもそもフェスとは何ぞや

まずは音楽”フェス”という言葉の説明を。

フェスティバルの略。ロック・フェスティバルなど、ポピュラー音楽を扱う音楽祭の略。
引用:Wikipedia

ちなみにポピュラー音楽とは”広く人々の好みに訴えかける音楽のこと”だそうです。つまりあなたの聴いている音楽は大きくまとめると全てポピュラー音楽にあたります。
そして”祭り”って聞くとテンション上がるのはわたしだけでしょうか。めちゃくちゃ楽しそうなイメージです。

言葉の意味が分かったところで次に進みます。

3種類の音楽フェスを把握しよう

続いては音楽フェスの種類について。音楽フェスに種類とは?となる方もいるかもしれません。大まかに分けると以下3つに分類されます。

屋外フェス

屋外フェス

(例)FUJI ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL など

野外フェスは多くの方がイメージするであろうTheフェスです。屋外で行われます。大雨・台風など自然災害でやむを得ない場合以外は基本的に開催されます。

ちなみにFUJI ROCK FESTIVALは新潟:苗場スキー場で、ROCK IN JAPAN FESTIVALは茨城:国営ひたち海浜公園、SUMMER SONICは東京会場が千葉県千葉市美浜区ZOZOマリンスタジアム & 幕張メッセ、大阪会場が大阪府大阪市此花区舞洲舞洲SONIC PARKにて毎年開催されています。SUMMER SONICは野外ステージと屋内ステージがあるので、次に紹介する屋内フェスの側面もあります。
SUMMER SONIC、千葉開催なのに東京会場と言われるあたり、東京恐るべし…

会場は大抵都会からちょっと外れたアクセスのしづらい場所で開催されることが多いです。これは公共交通機関以外に自家用車で来れるよう混雑を避けるためであったり、騒音による考慮など、様々な理由があります。
「音楽フェスといえば野外フェス!」というイメージがありますが、汗をかいたり日焼けや虫が嫌いな方にはお勧めしません。真夏の日差しにさされてみんなテンションがおかしくなっています。激しいバンドの時とか、前の方のモッシュがすごいことになっていて、最前列とステージとの間にモッシュで転がってきた人を救出するスタッフが構えています。

今はモッシュもある程度規制されているのでそこまで酷くはないですが、一昔前の屋外フェスは大変でした。この動画のような状態が本当にあったんです。

屋内フェス

屋内フェス

(例)VIVA LA ROCK、COUNTDOWN JAPAN など

屋内フェスは大きな会場を貸し切り、屋内で行われます。天候に左右されることなく開催できるのが最大のメリットです。ちなみにVIVA LA ROCKは埼玉:さいたまスーパーアリーナで、COUNTDOWN JAPANは千葉:幕張メッセにて毎年開催されています。

会場は大抵聞いたことのあるアリーナまたはホールと呼ばれる場所でいくつかステージを分けて開催されます。屋外フェスと違い、公共交通機関でのアクセスがしやすく、行きやすいです。
が、屋内ということもあり、人気のアーティストやステージが小さい場所では入場規制が発生するケースがあります。観る場所によってはかなりぎゅうぎゅう詰めになるため、人との密集が苦手な方にはお勧めしません。

サーキットフェス

サーキットフェス

(例)MINAMI WHEEL、TOKYO CALLING 、見放題など

複数のライブハウスで行われるサーキットフェスという音楽フェスもあります。屋外、屋内フェスとの違いはなんと言ってもアーティストとの距離感!ライブハウスはキャパ数百程度のところが多いので、すごく近くで見れます。

ライブハウス自体は天候に左右されませんが、ライブハウス間の移動時に雨だとちょっぴり萎えます。
ちなみにMINAMI WHEELは大阪:心斎橋・堀江のライブハウスで、TOKYO CALLINGは東京:新宿・下北沢・渋谷のライブハウスにて毎年開催されています。複数のライブハウスで同時に開催されるためどのアーティストをみるかは事前にしっかり計画しておきたいところです。確実に見たいアーティストをいい位置でみるにはスケジューリングのコツがあるので、経験が問われます。

会場はライブハウスが多くある地域で開催されることが多いです。屋内フェスと同様、公共交通機関で行きやすいです。が、屋内フェスと同様、入場規制が発生します。ライブハウスはアリーナ・ホールと比べると収容人数がかなり少ないため、人気のアーティストでは必ず入場規制が起こると思っておいた方がいいかもしれません。
人との密集が苦手な方は勿論、行ったことのないライブハウスに入る勇気のない方や方向音痴の方にはお勧めしません。

それぞれのフェスに良い点・悪い点があるため、あなたにあったフェスを選んでいただければと思います。行きたいフェスが決まったら次に進みましょう。

出演アーティストを調査しよう

行きたいフェスが決まれば次は調査です。大抵のフェスは土・日など、複数日で実施されていることが多いです。ここで調べず安易にチケット探しから始めてしまうと、取り返しのつかないことになります。
自分が観たいアーティストが出演しているのか・(出演している場合は)いつ出演しているか、この2点は必ずチェックしましょう。この情報はアーティストの公式サイトまたはフェスの公式サイトに記載されています。

ちなみに屋外フェスは海外・国内の有名アーティストが、屋内フェスは国内の有名アーティストが、サーキットフェスは有名ではないアーティストが出演していることが多いです。勝手なイメージですが。

チケットを手に入れよう

行くフェスと日程が決まればチケットを手に入れましょう。チケットは基本的にライブハウスへ行くときと同様、チケット購入サイトでの購入となります。

イープラス https://eplus.jp/
チケットぴあ https://t.pia.jp/
ローソンチケット https://l-tike.com/

ただし、フェスの中には「一般発売」で完売してしまい、購入できないケースもあります。それを防止すべく、「先行販売」を利用することをお勧めします。

先行販売とは”一般販売に先駆けてチケットが販売されること”をいいます。基本的に「ファンクラブ先行販売」→「各プレイガイド先行販売」→「一般販売」の順でチケットが売られています。ちなみに、今回はフェスなので「ファンクラブ先行販売」はございません。

先行販売の日程はフェスの公式サイトまたはSNSにて告知が行われますので、ここでぜひチケットを手に入れてください。
なお、この際、屋外フェスへご参加する方は、駅から会場まで歩くとなるとかなり遠いため、駅近くから会場まで乗ることができる「シャトルバス券」または、当日お車やバイクで行かれる方は会場近くの臨時駐車場へ停めることができる「駐車場券」も入手してください。こちら、一般販売ですぐ売り切れますのでご注意ください。

音楽フェスに行く準備をしよう

チケットを手に入れたらあとは当日を待つのみです。が、準備が必要です。
どのフェスも共通して準備に必要なことは以下3点。

  • タイムテーブル・会場マップの確認
  • 持っていくもの、着ていくものを決める
  • 体調を整える

タイムテーブル・マップの確認

タイムテーブル(略称:タイテ)とは、タイムスケジュールが記載された予定表です。どのアーティストが何時にどのステージでライブを行うか、一般発売が始まって少し経つと、フェス公式サイトまたはSNSで告知が行われます。

見放題 タイムテーブル

画像:見放題2019のタイムテーブル これだけ多くのアーティストが出演するとちゃんと計画しておかないと本命のアーティストが見れないことにも…

また、会場の行き方や何時までにどこに行けばいいか、自分の観たいアーティストがどのステージ(ライブハウス)で行うか、など会場アクセスや会場内のマップも併せて確認しておきましょう。

会場内マップ VIVA LA ROCK

画像:会場内マップ VIVA LA ROCK

持っていくもの、着ていく服を決める

フェスにより異なりますが、個人的にこれあったら便利だったというものをご紹介。

▼持っていくもの

    <共通>

  • チケット
    ┗これ忘れたら入れません。
  • スマートフォン(充電器)
    ┗これも忘れたら死活問題。
  • (小さめの)財布
    ┗最近では物販にカードや電子マネーが使えるケースも増えましたが、何にでも使える現金は必須。お金は万札ではなく、ある程度細かい方が望ましいです。
  • 絆創膏
    ┗知らず知らずのうちに怪我していることがあるので。
  • タオル
    ┗汗をかくので必ず家から1つは持ってきましょう。物販に置かれているタオルはまだ洗っていないため、汗の吸収が悪い。
  • <屋外フェス>

  • お水
    ┗熱中症対策。凍らせたものと普通に冷えたものを持って来るとなお◎
  • お菓子
    ┗グミや飴など食べやすいものを。
  • 帽子
    ┗頭皮が熱を持ちます。
  • サングラス
    ┗ステージによっては眩しい場合もあるので。あと目にゴミが入らない。
  • レジャーシート
    ┗疲れて休憩したいときや、ご飯を買ったときにどこでも座ることができる。
  • 日焼け止め
    ┗焼けたくない人はこまめに塗りましょう。
  • 雨具
    ┗ただし傘はNG。
  • 着替え
    ┗汗をかいたり濡れたりするので。Tシャツは物販で買ってもいいかもしれません。
  • 羽織りもの(ストール・薄手のパーカーなど)
    ┗寒暖差が激しいので。夜は冷えます。

どの音楽フェスにもクロークがあるため、2つ鞄を用意することをお勧めします。必要最低限のものだけを小さめの鞄で持ち歩けるようにし、その他は大きめの鞄に入れ、クロークに預けてちゃってください。大抵のフェスが何回でも出し入れ可だと思われますので、必要に応じて出し入れするといいかと思います。

▼着ていく服
春夏秋冬問わず、動きやすく法に触れない服ならなんでもいいです。
最近の音楽フェスではファッションスナップという実際に来ているお客さんを撮影していることがあります。ぜひご参考ください。

<屋外フェス>

<屋内フェス・サーキットフェス>

体調を整える

一日中動くし当日行けなくなったとならないよう、体調管理が重要です。なお、前日に激しい運動は避けましょう。

いよいよ当日、会場に行こう

当日は駅周辺、駐車場、シャトルバス、会場への入場、全てにおいてめちゃくちゃ混みます。屋外フェスや屋内フェスでは観たいアーティストが一番手の場合、会場から遠くの人は始発に出てもギリギリ間に合うか間に合わないかぐらいです。車やバイクで行かれる方は夜中から出発するケースも多いです。まあ時間は早いに越したことないと思うので、できる限り時間に余裕を持って会場に行きましょう。
着いてからの流れは各フェスによって若干異なります。

屋外フェス

開場までに会場へ着いた場合、ものすごい列ができているところに並んでください。おそらくスタッフさんが近くにいるはずなので、指示に従ってもらえばいいです。この最中に朝ご飯を食べたり、どこに何があるか・何を観るか最終チェックをしたりすると効率的です。

屋内フェス

屋外フェスと同様、開場までに会場へ着いた場合、入場口にものすごい列ができているので並んでください。こちらもおそらくスタッフさんが近くにいるはずなので、指示に従ってください。待ち時間の使い方も屋外フェスと同様です。

サーキットフェス

サーキットフェスはまずチケットをリストバンドへ引き換えてもらう必要があります。大抵大きめのライブハウスが引き換え会場になっているかと思うので、引き換え時間に合わせて来るようにしてください。だいたい引き換えてから最初のライブが始まるまで1〜2時間ほど時間が空いているため、そこまで急いで行かなくてもライブ自体が始まる30分前くらいに引き換えに行ければいいかと思います。

どの音楽フェスもチケットをリストバンドに換えてもらえるかと思いますので、換えてもらうまではひたすら並んで待機していてください。

音楽フェススタート!

チケットを引き換えて入場できればそこからあなただけの音楽フェスが始まります!お酒を飲んでも良し、ご飯を食べても良し、グッズを買っても良し、法に触れなければ何をしても良しです。人に迷惑をかけない程度に好き勝手楽しみましょう!
なお、フェス公式グッズが欲しい方は真っ先に買うようにしてください。人気のものは朝の数時間で売り切れます。

さてここでなぜ音楽フェスがぼっちに優しいのか、ご説明させていただきます。例えばあなたとお友だち、2人で一緒にフェスに行ったとしましょう。観たいアーティストって全く同じですか?グッズを買ったり、ご飯食べたり、休憩したい時間も全く同じですか?全く一緒なわけないですよね。一人一人観たいものやしたいことは違います。
ぼっちだとお友だちのことは考慮せず、全て一人で自由に決めれます。また、当日のスケジュールも自由に変えることができます。例えばアーティストを2組連続で観るつもりだったけど、お腹減ったからご飯買って後ろでのんびり聴くだけにしようとか、このアーティスト観る予定なかったけど、リハが楽しかったからやっぱり観ようかなとか。もう自由です。実際、お友だちと一緒に来て後は自由時間にして帰りに再度合流するという人も多いです。

あと一つ注意点を。フェスでは大半の場合、アーティストが演奏中の写真・動画撮影やモッシュ・ダイブなど迷惑行為は禁止です。守らない人が多いと今後、フェス開催ができかねる場合もございますので、各フェスの注意事項は必ず守ってください。

まあマナーさえ守っていればあとは自由です。無理のない程度に楽しみましょう!

音楽フェス終演

終演後に帰る場合、間違いなく混みます。遠方から来られている方は時間がギリギリもしくは帰れないなんてことになりかねないので、どれだけ楽しみたくても時間に余裕を持って、終演後までに出れるようにしておきましょう。

あと屋外フェスあるあるなんですが、終演後は花火が上がるケースがあります。

屋外フェスの花火

これがまた綺麗で感動します。

最後にひと言

音楽フェスってアーティストだけでなく、ご飯もお酒も楽しめるしまさにお祭り騒ぎ。意外と一人でも行きやすいので、興味を持ったらぜひ行ってみてください。
この記事を書いてわたしも久々に屋外フェスに行きたくなりました。今年は何かしら行こうかと思います。
万が一わたしを見つけることができたら一杯奢ります。乾杯しようぜ!

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