こんにちは。HORNnet編集部です。
今日は利用急上昇中の「有料ライブ配信サービス」について、書いていきます。
ここ数ヶ月でぐっと増えた有料ライブ配信サービス。皆さん利用していますか?
わたしはネット環境があまり良くないということもあり、まだ2~3回ほどしか観たことがありませんが、少しでもライブに行った気分にしてたのしもうと思い、観る時は必ず、HDMIケーブルを使いPCをテレビに繋げ、配信が始まったら暗闇にし、いつもより少し音量を大きくし、観ています。
わたしが観たライブ配信の多くは、配信側の機材トラブル等で止まることもしばしば。わたしのネット環境が悪すぎて止まったと思い込んでいました。配信は多くのスタッフが携わってもまだまだ難しいものがありそうですね。
また、視聴者側のネット環境の重要さ。テレワーク導入で既に実感していましたが、普段当たり前のように使っているネット環境が実は全然良くなかったという衝撃の事実を目の当たりにしました。
そしてもう一つ言いたい。(わたしだけかもしれませんが、)すきなアーティスト同士で配信時間が被るのは一種のいやがらせかなにかでしょうか。アーカイブで観れるとはいえ、やっぱり「生」がいいじゃないですか。なのに被る。PCとスマホ2台で観てもいいんですが、どちらも中途半端にたのしむことになるし、何よりネット環境が。
ネット環境と配信時間の被り、この2点とどう向き合うかにより、今後わたしが有料ライブ配信サービスを視聴する量が変わりそうです。
有料ライブ配信サービス 8サービスに密着
そもそも「有料ライブ配信サービス」は、事前に視聴したい配信のチケットを購入し、当日の配信時間に指定されたURLをクリックすることで視聴できるサービス。
今回はわたしのすきなアーティストが実際に使用していた有料ライブ配信サービス8つをご紹介します。
ここに取り上げたもの以外にも様々な有料ライブ配信サービスがあります。
また、他にも視聴チケットを別のサイトで販売し、購入者に対し限定URLを送り、YouTube LIVEで見れる方式を取っているケースもあったり。
TwitCastingLIVE
配信者:
キャスマーケットで出品者登録を行い、プレミア配信チケットの登録後、配信が行える。最大14日間のアーカイブ保存が可能。
視聴者:
ツイキャスのアカウントでログインし、プレミア配信チケットを購入後、視聴専用アプリ「ツイキャス・ビュワー」またはブラウザで視聴ができる。コメントやアイテムを送ることが可能。
有名なアプリなのでわたしの口から説明する必要はないでしょう。
ちなみに配信者側は配信ができるライブハウスの一覧が以下URLに載っているため、気になる会場があればぜひ問い合わせてみてください。

StreamPass
配信者:
配信できるだけでなく、販売予定のグッズオンラインサイトへ誘導させたり、一般・FCなど各々に柔軟な販売価格設定ができる。
視聴者:
視聴Passを購入し、当日はWebサイトもしくは視聴専用アプリ「FanStream」を使って視聴。アプリを使う場合は生配信を観ながらコメントや投げ銭でアーティストの応援ができる。
比較的新しいサービスのため、不明点があれば問い合わせるしかなさそうです。
視聴者側は販売中のチケット一覧が以下URLで観れるので、要チェック。




Streaming+
配信者:
セルフ配信はもちろん、提供される専用ルームで借りたり、配信スタッフを紹介してもらい配信することも可能。
視聴者:
イープラスWEBよりチケットを購入し、視聴ページへアクセスし視聴する。
ライブ配信は今だから当たり前になりつつありますが、まだまだ導入しきれていないアーティストの方も多いかと思います。そんなわからない人も迎え入れてくれるのは非常にありがたいですね。
チケット一覧はこちらでご確認いただけます。




ZAIKO
配信者:
最大10時間の配信が可能。自社のブランディングを保ったまま完全オリジナルのチケットとして販売できるなど、独自のシステムが多い。
視聴者:
ZAIKOへアカウント登録を行い、配信チケットを購入し、視聴。配信者に対し投げ銭が行って支援する機能やTwitterと連携するコメント機能があり。
配信者と視聴者の距離を近づけるサービスということもあり、音楽関連だけでなくスポーツやお笑いなどなど多種多様。詳しくは以下URLにて。


Stagecrowd
配信者:
配信はもちろん、アーティストごとにオリジナル性の高い動画配信サイトを構築できたり、グッズ制作なんかもできる。
視聴者:
Stagecrowdにアカウント登録をし、チケットを購入し、開場時間になったら配信ページにアクセス。
天下のソニーさんが関わるということもあり、配信者に対し至れり尽くせり。(その分、配信にかかる費用は莫大でしょうが…)
mahocast
配信者:
ファンと交流できるファンページを作成したり、番組制作も可能。
視聴者:
mahocastにログインし、ネットチケットを購入。mahocast専用通貨「ストーン」をアーティストにプレゼントしたり、「エモーション」という機能を用いてアーティストと交流することも可能。
自身の情報が登録したページが作れたり、ファンとの交流が行える17LIVEやPocochaに近しいサービス。
バンドだけでなく、シンガーソングライターやライブハウスなんかも登録しています。




PIA LIVE STREAM
配信者:
会場から配信チャネルまで、基本的な配信環境はすべてぴあにて手配も可能。
視聴者:
チケットぴあでよりチケットを購入し、視聴。
「アーティストやクリエイターの表現の場を守りたい」という思いから誕生し、チケットぴあのノウハウを活かしたサービスを提供しているとのこと。
音楽だけでなく舞台や落語などもあるようなので、ぜひここから検索してみてください。




Thumva
配信者:
ユーザーがタップするアイコンや投稿文字のデザインを自由に設定でき、それぞれの世界観に沿ってライブを配信することができる。また、配信後には特定のギフティングを行ったユーザーに対し、特別なメッセージや動画などを送信することも可能。
視聴者:
Thumvaアカウントを作成しチケットを購入、視聴ページからライブに参加。Thumvaポイントを使用して視聴中にアーティストに向けてギフティングを贈ったり、ユーザー間でグループコードを共有することでライブ配信を視聴しながらビデオ通話やチャットを楽しむことも可能。
あたかも友だちと一緒にライブに行っているような感覚にさせる新サービス。こちらもリリースが直近のため、配信方法はわかりかねました。気になる方はお問い合わせください。
視聴者・配信者のメリットデメリット
8サービスを紹介させていただいたことにより、視聴者・配信者それぞれのメリットデメリットが見えてきました。
視聴者側のメリットは家で気軽にライブ配信が観れること。そして実際に会場に行くより比較的安価です。ライブハウスによく行く人であればライブ遠征をしている方も多いと思いますが、交通費がかからないのは非常にでかい。
ただ、遠征することで微力ながらも経済を回していたことも事実。そう考えると本当にメリットとは言えないかもしれませんね。
デメリットは冒頭にも挙げたようにネット環境が悪いと100%たのしむことができない点。これもどうしようもないことですが、この状況でネットを使う機会が増えた方はポケットWi-Fiとか工事が入らないWi-Fiを使うより、光回線に変更してもいいかもしれません。その分費用がかかりますが、解約費を負担してくれるネット会社もあるので、キャンペーン等を駆使してみてください。
配信者側のメリットは当たり前ですがファン(お客さん)に音楽を届けられる点。今は直接音楽を届けるということがなかなかできない状況なので、これが新しい形ではあれどできるようになったということは大きな点かと思います。
デメリットはこういったサービスを利用することで費用がかさむという点。家で配信するわけにもいかないですし、スタジオ代や配信機材にかかる費用、それに携わる人材費…と考えるとなかなか踏み切れない部分があるかもしれません。正直なところ、ライブを一回するにあたりかかる費用と配信1本するにあたりかかる費用、どちらが高いかがわたしにはわかりませんが。
なんだかんだでますます需要が高まること間違いなし
長々と書きましたが、終息が見えないこの状況なので有料ライブ配信サービスの需要が高まることは間違いありません。
わたしは快適なネット環境を手に入れ、微力ながらすきなアーティストを応援していきたいと思います。
ちなみに、最近では配信数が多く追えないというあなたへ、こんなTwitterがあるのでぜひ活用してみてください。では。
Tweets by livecalendar
(今回は有料ライブ配信サービスを紹介しましたが、視聴者側は何のサービスを使うかではなく、自分のすきなアーティストが何のサービスを使っているかなので、それに従うしかない…)